世界の樹種紹介
マコーレ
- 英名
- Makore
- 学名
- Tieghemella spp.(T.heckelii Pierre、T.africana Pierre)
- その他の名称
- ドウカ(Douka)、Doumori、Babou、Baku、Makori、Abecou、Okola、Markt
- 科目
- アカテツ科
- 産地
- 西アフリカのシエラレオネからガーナまでの密林に分布
- 外観
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- 辺、心材の区別は明瞭
- 心材は桃褐色ないし暗い暗褐色
- 辺材は桃白色で、キクイムシに弱く一般に使用されない
- 肌目は精で均斉、木理は通直であるがしばしば乱れ、見事な杢や波杢を生ずる
- 材によってはかなり規則的なリボン杢を呈する
- 柾目ではサテン状を呈する
- 材質
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- 重さ、硬さは中庸
- 収縮は中ないし小、乾燥後は極めて極めて安定する
- 圧縮強度は中程度、曲げ強度は弱い
- 弾性的ではあるが衝撃強度は弱く、もろい材である
- 耐久性は極めて高く、腐朽・虫害に耐性をもつ
- 加工は容易であるが、シリカを含む
- 塗装、接着ともに容易
- 用途
- 多方面に利用できる優れた材。すべての板、高級家具、唐木細工用に用いられた。装飾材として店舗、事務所などにも適し、床材、階段材にも向く。その他、合板材など。
- 気乾比重
- 0.60~0.75
- メモ
- 最大級の大木の1つ。果実はゾウの食糧になり、植物性のバターに加工する地方もある。
- 丸米商会取り扱い商品例
- 原木、唐木