世界の樹種紹介

アパ

英名
Apa
学名
Afzelia spp.(A.bipindensis Harms、A.bella Harmsなど)
その他の名称
ドウシエ(Doussie)、アフゼリア(Afzelia)、Lingue、Pauconta、Azodau、Papao、Anyan、Mbanga、Kokongo
科目
マメ科
産地
熱帯アフリカに広く分布する。カメルーン、ナイジェリアが主な産出国。コートジボアール、ガーナでも商用材を生産できる。
外観
  • 辺、心材の区別は明瞭
  • 心材は空気に触れるとマホガニーを思わせる深みのある赤褐色になる
  • 辺材は淡黄白色
  • 肌目は粗で均斉、木理は軽度に交錯する
材質
  • 重硬
  • 収縮が小さく、乾いた材の寸度は極めて安定する
  • 圧縮、曲げ強さは極めて大きい。曲木特性を有する
  • 一般的に加工は難しくないが、材によっては鋸を磨耗させるものがある
  • 良い仕上がりが得られるが、接着性は悪い
  • 耐久性が高く、シロアリに極めて強い
用途
重構造材、耐久構造材として第一級。海中構造物などの悪条件化の構造物に用いられる。枕木、床板、階段材に適する。重く、非透水性・耐酸性をもち、化学工業での最良の槽材のひとつ。
気乾比重
0.62~0.95
メモ
パチロバとほぼ同様の樹種で、外観もよく似ている。特徴としては、アパは径が大きく1~2m、若干割れやすく、直材は得られにくい。ドウシエは細く直材。パチロバは径が0.7~1.2mで直材、アパより割れにくい。
丸米商会取り扱い商品例
原木、唐木