タ行
- 耐朽性
たいきゅうせい 木材あるいは一般的な材料の腐朽に対する抵抗性
- 耐蟻性
たいぎせい シロアリなどの虫害に対する耐久度
- 大径木
たいけいぼく 大きな径の木
- 太鼓挽き
たいこひき 丸太材の木口の長径を縦軸にして、左右の丸みの背板を挽き落とし、木口が太鼓を側面から見たような形状にする挽き方のこと。太鼓落としとも呼ばれる
- 畳寄せ
たたみよせ 柱の一番下のところで壁と畳の間に入れる部材
- 玉切り
たまぎり - 玉杢
たまもく 渦巻を連ねたような美しい木目
- 垂木
たるき 木造・鉄骨構造などの建築における小屋組構造材
- タンニン
たんにん 木材に含まれるタンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称
- 大臣認定
だいじんにんてい 性能規定化された改正基準法に基づき国土交通大臣により評価され認定されたもの
- だぼ
だぼ 部材を接合させるとき双方に穴を空けておき、その中に挿入する木製の丸棒のこと。棚の高さ調節するための棚受けのこともダボという
- 段板
だんいた 階段の踏板のこと
- 段床板
だんとこいた 床の間にある段のある板のこと
- ちぎり
ちぎり 木と木を接合させる際、補強のために填め込む鼓形の板片
- 縮杢
ちぢみもく 木目が波状に縮んでしわがよったように見える杢。縮緬杢(ちりめんもく)、波状杢(はじょうもく)、カーリー杢とも呼ばれる
- 中国材
ちゅうごくざい 中国からの輸入材。エンジュ/キリ/クルミ/西南カバ/タケ(竹)/タモ/東北カバ/ナラ(モンゴリナラ)/ニレ/ベニマツ(紅松)/ポプラが代表的
- 鳥眼杢
ちょうがんもく - 突板
つきいた 希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く(0.2mmから0.6mm)スライスしたもの
- 継手
つぎて 建築物、工作物の部材における長さを増すためつなぎ合わせるもの
- 艶有り
つやあり 塗装に艶をもたせること。7分、5分、3分など
【対義語:艶消し】- 艶消し
つやけし 塗装に艶をもたせないこと。7分、5分、3分など
【対義語:艶有り】- ツーバイフォー
つーばいふぉー 北米から輸入された木造建築の建て方。部材として2インチ×4インチの角材が多く使われることからこう呼ばれる。枠組み壁式工法が日本での名称
- 天井板
てんじょういた 天井仕上げ面を作るための板。一般的に天井そのものを指す
- 天然木
てんねんもく 人工的に張り合わせたり、加工を施したりしていない木材
- 天袋
てんぶくろ 部屋の上部、天井面に接してつくられる収納。一般的には、和室の押入れ上部に設けられた戸棚のこと
- 天袋板
てんぶくろいた 天袋が下から見える場合の化粧板
- デッキ
でっき 建築物の外に設けられる、地面から高くされた床。ウッドデッキなど
- 戸当り
とあたり 出入り口・窓などで開き戸を閉じたとき、戸が行きすぎないように方立(ほうだて)や枠などに取り付けた突出部
- 特一等
とくいっとう 見た目の良さを表した等級の一つ。正角のなかでも若干節はあるが良質なものをいう
- 特選上小節
とくせんじょうこぶし 見た目の良さを表した等級の一つ。基準は、エンピツの芯程の大きさの節で、材長2m程に1個くらいであること
- 床框
とこがまち 床の間の前端の化粧横木。床板または床畳の端を隠すもの
- 床天井
とこてんじょう - 床の間
とこのま 日本の住宅の畳の部屋に見られる座敷飾りの一つ
- 床柱
とこばしら 床の間に設ける化粧柱
- 床脇
とこわき 床の間の横につくられるスペース
- 共木
ともぎ 同じ丸太から切り出した材
- トラス構造
とらすこうぞう 三角を基本単位とした構造システム
- 虎斑
とらふ 斑紋で、柾目を横切るような帯状の杢を斑(ふ)と言い、斑が大きく虎の毛のような斑点模様に見えるものを指す。シルバーグレインとも呼ばれる
- 胴折れ(胴打ち)
どうおれ (どううち) 立木の時に風害などの原因により割れが生じること
- 胴縁
どうぶち 壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材。壁材を貼る方向によって「縦胴縁」と「横胴縁」とがある
- 胴割
どうわり 丸太の樹心を通して挽くこと。樹心割りとも呼ばれる
- 土場
どば 切り出した材木を一時集めておく所。また、上流から流した材木を陸揚げする所