世界の樹種紹介

ベニマツ(紅松)

英名
Kedr
学名
Pinus koraiensisSieb & Zucc.
その他の名称
チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)、チョウセンマツ(朝鮮松)
科目
マツ科
産地
ロシア、中国、朝鮮半島、日本
外観
  • 辺、心材の区別は明瞭
  • 辺材は黄白色、心材は淡黄褐色から淡紅色
  • 年輪幅が狭く、木理は通直で肌目は密
材質
  • やや軽軟
  • 乾燥は容易。乾燥後材は安定し狂いが少ない
  • 加工は容易で仕上げも良好
  • 樹脂を多く含み、やにが出やすい
用途
木型、彫刻、建具、家具、建材、仏壇等、幅広い用途に用いられる。
気乾比重
0.50
メモ
ロシア産紅松は目が細かく日本で広く使われていたが、2010年より動物保護の観点から伐採が全面禁止となっている。中国産紅松はロシア産に比べ若干目が粗いものが多い。朝鮮半島産紅松はロシア・中国産に比べ径が小ぶりなものが多く、主に集成材の素材となる。ロシア産紅松の代替としては、ロシア産雪松が質的に最も近いとされている。
丸米商会取り扱い商品例
フリッチ、製材品、集成材