世界の樹種紹介

タガヤサン(鉄刀木)

英名
Bombay black wood
学名
Cassia siamea Lam.
その他の名称
紫タガヤ、Khielek、Mezali1、Muong dem、Ong-kanh、Khi lech pa、Jahor、Johar
科目
マメ科
産地
ビルマ、タイ、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン
外観
  • 辺、心材の違いは明瞭
  • 心材は濃褐色から黒色、淡色の縞模様をもつ
  • 辺材は白色で巾が広い
  • 木理は交錯し、肌目はやや粗であるが均整
材質
  • やや重硬ないし非常に重硬
  • 乾燥材の鋸断、機械加工はあまり困難ではない
  • 天然乾燥による品質低下はほとんどないと言われる
  • 機械的性能は中程度ないし大のクラスに属する
  • 釘引抜き抵抗、耐摩耗性は大変優れている
  • 耐久性が高く、特に心材は極めて耐久性に富む
用途
耐久性を生かして屋外の構造用材に適し、道具の柄やステッキ、木槌、器具にも用いられる。色調の美しさから高級家具用材としても評価され、装飾的な材面を必要とする場合に用いられる。
気乾比重
0.8~1.12
メモ
シタン、コクタンとともに唐木三大銘木のひとつ。耐久性が非常に高く、長く続くという縁起をかついで床柱として喜ばれる。
丸米商会取り扱い商品例
建材、唐木