世界の樹種紹介
チーク
- 英名
- Teak
- 学名
- T.grandis
- その他の名称
- Kyun、Sak、Giati、Djati
- 科目
- クマツヅラ科
- 産地
- インド、ミャンマー、タイ、インドネシア、マレーシア等東南アジア各地。熱帯アフリカ、南米諸国でも人工栽培が行われている。
- 外観
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- 辺、心材の区別は明瞭
- 心材は独特の金褐色で、暗褐色の縞があり、時間の経過と共に暗色化していく
- 辺材は黄白色で油性に富む
- 肌目は材により精から粗まである
- 材面は蝋状の感触をもち、皮革のような独特の芳香がある
- 材質
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- やや重硬
- 機械的性質は極めて強く、加工は一般に容易
- 収縮率も小さく乾燥も良好で、仕上がりもよい
- 材面は蝋状の感触をもち、皮革のような独特の芳香がある
- 耐久性は高く、菌害・虫害にも極めて強い
- 用途
- 世界の最高級の銘木のひとつ。高級家具、キャビネット、建築では壁板、内装用、床板など、高級装飾用、彫刻、テーブル板など高級品として世界的に広く用いられる。フナムシに強いところから、ジャワでは漁船をつくる。
- 気乾比重
- 0.55~0.70
- メモ
- ウォールナット、マホガニーとともに世界三大銘木と称される。根皮と若葉から黄茶色の染料がとれる。種子の抽出液は目薬、材を粉末にして頭痛用膏薬、内服すればマラリア・腹痛・皮膚炎・発熱などに効くといわれる。葉は研磨用、包装用として用いられる。
- 丸米商会取り扱い商品例
- 原木、製材品、建材、唐木