世界の樹種紹介
ピンカド
- 英名
- Pyinkado
- 学名
- Xylia xylocarpa.
- その他の名称
- Irul、Jamba、Ironwood of Burma、Daeng、Deng、Sokram、Soc、Camxe
- 科目
- カキノキ科
- 産地
- インド、ミャンマー、タイ
- 外観
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- 辺材と心材の区別は明瞭
- 心材は赤褐色で、わずかに濃色のすじがあり、年月を経ると濃赤色になる
- 辺材はうすい赤味を帯びた白色で狭い
- 木理は通直あるいは波状、ないし交錯する
- 肌目はやや粗
- 材質
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- 重硬ないし非常に重硬
- 加工は容易ではないが、精で平滑な仕上がりが得られ、非常に装飾的である
- 機械的性質は強く、チークよりも20~30%ほど強い
- 釘引抜き抵抗や耐摩耗性は特に大である
- 挽き材加工適性は鋸断、乾燥、鉋削、接着性とも劣る
- 塗装性は普通
- 耐久性は極めて大きく、シロアリに対する抵抗性も大である
- ミャンマーでは無処理材で枕木として20年間以上も使用可能とされている
- 用途
- 重構造用材、鉄道枕木、橋梁用材、造船用材、海中の杭、車輛用材、農具、高級建築、室内装飾材などとして用いられる。著しい耐久性と強度が要求される用途に適している。
- 気乾比重
- 0.91~1.04
- メモ
- ミャンマーではチークについで重要な樹種とされている
- 丸米商会取り扱い商品例
- 原木、建材、唐木