世界の樹種紹介
ラミン
- 英名
- Ramin
- 学名
- G.bancanus
- その他の名称
- Lanutan、Melawis、Bidaru、Gaharu
- 科目
- ジンチョウゲ(ゴニスチラ)科
- 産地
- マレーシア、インドネシア、フィジー
- 外観
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- 辺材の色調は心材よりも淡色であるが、区別はあまり明らかでない
- 淡黄色から白色を呈する
- 木理は浅く交錯し、肌目はやや精であるが光沢はない
- 材質
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- やや重硬
- 製材、加工とも容易で仕上がりもよい
- 釘打ちによって裂けやすい傾向もある。機械穿孔のうえ釘を用いれば問題ない
- 強度的性能はEnglish beechに匹敵するといわれ、乾燥剤の横方向の硬さが著しく高い
- 蒸煮された材は圧縮に非常に弱いので厚板の曲げ加工には適さない
- 屋外または接地しての耐久性は非常に低い
- 虫害にも弱いが、薬剤注入処理は容易である
- 用途
- 内装用材、軽構造物用材、器具用材、床材などに適し、家具用材としても用いられる。蒸煮すればよい単板が得られ、接着性もよいので、裂ける傾向に注意すれば合板用材としても適する。
- 気乾比重
- 0.64
- メモ
- 水中貯木あるいは乾燥の際、悪臭を発することがある
- 丸米商会取り扱い商品例
- 製材品