世界の樹種紹介
サペリ
- 英名
- Sapelli
- 学名
- Entandrophrhgma cylindricum Sprague
- その他の名称
- Sapele、Aboudikro、Penkwa、Assie、Asi、Diolo、M'Boyo、Lifaki、Libuyu、Muyovu、Lifuti
- 科目
- センダン科
- 産地
- コートジボワールからウガンダまで分布。西アフリカ海岸の木材産出国のすべてがサペリを産出し、特にカメルーン、中央アフリカの産出が多い
- 外観
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- 辺、心材の区別は明瞭
- 心材は桃褐色から赤褐銅色で光沢がある
- 辺材は桃色がかった灰色
- 肌目は精で、木理はしばしば交錯する
- 柾目面で極めて規則正しいリボン杢を呈する
- 材質
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- 重さ、硬さは中庸
- 吸湿性は少し大きいが、乾いた材は安定する
- 機械的強度は高く、縦方向は圧縮・曲げともに極めて強い
- 弾性、横引張、せん断強度は強く、衝撃強度は若干弱い
- 耐久性、シロアリ耐性は中程度
- 辺材は青変が入ったり、ピンホールが出る場合がある
- 乾燥には長期を要するが、割れの危険性は少ない
- 接着は問題なく、塗装によりマホガニーの色調が出る
- 用途
- 唐木細工用材として扱われてきた。素材、合板として高級細工用材、装飾用材となる。特に杢の出る材はツキ板として重用される。杢のない材は内装材、外装材、床材として用いられる。その他、ピアノ用。
- 気乾比重
- 0.69
- メモ
- マホガニーの代用として用いられる場合もある
- 丸米商会取り扱い商品例
- 丸太、製材品、建材、唐木