世界の樹種紹介

アニグレ(シルバーハート)

英名
Anigre(Silver heart)
学名
Aningeria spp.(A.robusta Aubr. & Pellegr.、A.altissima Aubr. & Pellegr.)
その他の名称
Aniegre、Grogoli、Mukala、Mukali、Kali、Mukangu、Muna
科目
アカテツ科
産地
シエラレオネからケニアまで東西アフリカに渡って分布
外観
  • 辺、心材の区別は不明瞭。熟材が淡色の辺材とわずかに判別可能
  • 桃色がかった薄い褐色で、光沢がある
  • 肌目は精、木理は通直
  • 縮杢の出たものはサテンシカモアと呼ばれ、人気が高い
材質
  • 軽軟
  • 収縮はかなり小さく、乾燥後の材の寸度は安定する
  • 圧縮、曲げ強度は比重の割に高く、弾性がも大きい
  • 横引張強度は低い
  • シリカを含み、刃物を摩耗させる
  • 接着は極めてよく、塗装に問題はない
  • 腐朽に弱く、キクイムシ・青変を避けるため、樹皮を取り除き、処理をするとよい
  • 薬剤注入は容易
用途
構造用材、枕木、型枠材に適している。ツキ板としても広く用いられる。
気乾比重
0.50~0.60
メモ
サテンシカモアはホワイトシカモアの代用品としても用いられる。
丸米商会取り扱い商品例
原木、建材