世界の樹種紹介
モアビ
- 英名
- Moabi
- 学名
- Baillomella spp. (B.toxisperma Pierre、B.obovata Pierre)
- その他の名称
- Adjap、Ayap、Njabi、Orere、Adza、Dimpampi
- 科目
- アカテツ科
- 産地
- ナイジェリアからカビンダまでの赤道密林に分布
- 外観
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- 心材はくすんだ桃色から赤色がかった褐色
- 辺材は灰褐色ないし桃白色
- 柾目でしばしばサテン状の光沢が出る
- 肌目は精で、通直な材で極めて均斉
- 材質
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- 重硬
- 収縮は中程度で、乾燥後は材の寸度は安定する
- 弾性に富むが圧縮、曲げ強度は弱い
- 衝撃強度は大で、裂けやすさは中程度
- シリカを含む
- 接着、塗装は容易。仕上がりは良好で光沢が出る
- 乾燥は長期を要し、割れる恐れがある
- 辺材にしばしばピンホールが出、腐朽しやすい
- 耐久性は高く、シロアリ、ヒラタキクイムシ、フナクイムシに耐性をもつ
- 用途
- 唐木細工、木工、家具、装飾用材として用いられる。硬く、色も均一であるため床材にも向く。外装材、合板、彫刻材としても有効。
- 気乾比重
- 0.80~0.90
- メモ
- アカテツ科は熱帯アフリカで赤色の硬い材を産出する高木を含み、なかでもモアビはもっともよく知られている
- 丸米商会取り扱い商品例
- 原木、製材品、建材