世界の樹種紹介
バルサ
- 英名
- Balsa
- 学名
- Orchroma spp.(O.lagopus Sw.、O.bicolor Rowleeなど)
- その他の名称
- Ceibon botija、Down tree、Dum、Bolsa、Corkwood、Bois flot、Maho、Gonote real、Lanilla Puh、Guano、Algodon、Gatillo、Enea、Lana、Balso、Tucumo、Tapa、Tami、Pau de balsa.など
- 科目
- パンヤ科
- 産地
- 南アメリカ北部から中央アメリカまで広く熱帯アメリカに分布し、特にエクアドル、ボリビアが代表的産地
- 外観
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- 心材は白色で淡い紅色、褐色がかっている
- 辺材は白色で黄色、ピンク色がかっている
- 肌目は粗または中庸、木理は一般に通直
- 材の表面は柔らかい光沢がある
- 材質
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- 世界の商業材のうち最も軟らかく、軽い
- 肌目は中庸または粗、木理は通直
- 表面に絹糸光沢があり、ビロードのような柔らかい感触がある
- 弾性、浮力があり、熱と音響に対する絶縁性が高い
- 耐久性は低く、菌や虫害への耐性は非常に低い
- 湿分に接すると容易に材にシミができ、また、腐りやすい
- 乾燥、加工は容易
- 用途
- 軽さ、弾性、熱や音響への絶縁性を生かした各種の用途がある。救命具、浮標、うき、救命いかだ、航空機材料、商品の運搬用保護材、熱・音響の絶縁材料、軽い箱、小間物、栓ほか。
- 気乾比重
- 0.15~0.20
- メモ
- 品質良好な材は人工造林から得られる。4~6年で収穫伐採可能となる。
- 丸米商会取り扱い商品例
- 製材品